更新情報:2013.8.25「ぺちょぺちょくん」第一話公開しました。

ごあいさつ

 

はじめまして。アカアキイといいます。
僕は子供の頃よく漫画を描いていました。
チラシの裏、過ぎた月のカレンダーの裏、メモ帳、ノート、
たくさんの白い紙を集めて僕はせっせと描いていました。
誰に見せるわけでもなく、自分一人だけの楽しみでした。

 

あれから数十年、僕もすっかりオジサンになりました。
オジサンになった今でも僕はこそこそと漫画を描いています。
とは言えレベルは子供の頃のままで、
漫画と言えるほどちゃんとしたものではありません。
昔ほど没頭できる時間もありませんので進みは遅いですが、コツコツと、こそこそと。
相変わらず誰に見せるわけでもなく自分一人の楽しみで。
 
そんなある日、ひょんなことから僕の漫画の存在が妻に見付かってしまいました。
僕の描いた小学生レベルの漫画を見た妻は「かわいい」と褒めてくれました。
それからずいぶんとたったある日、妻は僕にこう言いました。
「せっかくこんな時代に生きているのだからインターネットという恒久的な世界に
ひとつくらい末代まで残るような恥を残しておけば?」
妻は僕の漫画をインターネットを通して公開してみてはどうかと勧めてくれたのです。
僕は「おもしろそうだね」とだけ答えて早速今までの描いた漫画をスキャニングし、
少しでも読みやすくなるように台詞などを活字で打ち込みました。
 
僕は「くだらないもの」が好きです。
くだらないもの、と言うと語弊がありますが、
「ほほえましいもの」とでも言うべきでしょうか、
とにかく笑えて罪のないものが好きです。
 
僕のこんなものを「漫画」と言い切ってしまうと漫画家の方々に失礼なので、
僕の描く漫画は「落書き漫画」と称しています。

 

僕の落書き漫画は、自分で見ても小学生レベルでくだらないものです。
でもこの広い世界の誰か15、6人は笑ってくれたり、微笑んでくれたり、
何か思ってくれたりしてくれるんじゃないかな、と思っています。
 
データ化した落書き漫画を見ながら僕が、
「インターネット上で評判になって漫画の仕事依頼とかくるかもね」と妻に言うと、
妻は少しよそよそしく「あはは」と笑いました。
 
僕のひそかなくだらない楽しみが世界の誰かに微笑んでもらえることを願って。

 

平成25年 盛夏 自宅にて
アカアキイ

 

top